ヴォルグの強さ
あまりにも強く、誰よりも友達思い！
ロシアの白狼から世界の狼へと変貌！
今回は「ヴォルグ・ザンギエフ」の強さと魅力を紹介！
IBF世界タイトルマッチや戦績についても解説します。
ヴォルグ・ザンギエフよりも白狼の異名が似合うという人は、
いいねに向かって、全力でホワイトファーング！
おすすめのシーンやキャラをぜひコメントで教えてくださいね。
ヴォルグの魅力
ヴォルグ・ザンギエフは、旧ソ連出身の元フェザー級の天才ボクサーです。
アマチュアでは200戦以上の戦績を持つフェザー級世界王者。
教科書的な綺麗なアウトボクシングも、血しぶきが舞うようなインファイトも可能な万能タイプです。
高次元のスピード、パワー、バランスを持ち、弱点は見当たりません。
勝負所になると狼の牙が出現！
相手が倒れるまで、攻撃が止むことはありません。
しかし、その表情は悲しみに満ちており、勝ってもニコリともしません。
元々心優しい好青年、人を傷つけるボクシングは好きでは無かった様子。
一歩戦を経て、ボクシングの魅力を再確認しました。
「暖かいスープが飲みたい」
貧しい母子家庭で育ったヴォルグは、ボクシングは生活の一部。
病気がちの母の治療費を稼ぐため、日本に移籍したのです。
日本では音羽ジムに所属。
期待の輸入ボクサーとしてテレビでも紹介されました。
ボクサータイプよりの万能タイプですが、日本で成功するためには分かりやすいKO勝ちが必要。
そのためにインファイターとして魅せるボクシングへと変貌します。
本来のスタイルで戦えば、当時の伊達英二よりも強かったようです。
しかし、一歩戦・千堂戦での敗戦。
二度の敗戦で商品価値の無くなったヴォルグは、音羽ジムを解雇され、事実上の引退。
コーチのラムダと共にロシアへと送還されてしまうのでした。
最愛の母親の死を経て再びボクシングを始めるヴォルグ。
しかし、ロシアでは受け入れてくれるジムが無いため。自由の国アメリカでカムバックを決意します
ただアメリカに知人もあてもない彼は、日本の一歩を頼ります。
一歩の家に寝泊まりし、鴨川ジムでトレーニング。
鴨川にアメリカを拠点とする浜団吉を紹介してもらいました。
アメリカでは強すぎて、チャンピオンも避けてしまうほど。
WBA・WBC・IBFの3団体でランキング1位を獲得し、「無冠の帝王」とも呼ばれていたようです。
得意技は白い牙ホワイトファング！
左アッパーとチョッピングライトの高速コンビネーションで、あまりの速さから何が起こったか分からないうちにダウンしてしまいます。
ヴォルグのモデルは、元フライ級世界王者の勇利アルバチャコフ。
ロシア出身の輸入ボクサーで9度もタイトルを防衛しました。
新世界チャンピオン誕生
「無冠の帝王」と呼ばれ続けていたヴォルグ。
ついに世界タイトルマッチが決定しました。
しかし、タイトルマッチ決定の1週間後に試合開始。
すでに相手の思惑に飲まれてしまいます。
対戦相手はアメリカのマイク・エリオット。
IBFJライト級5度防衛中のチャンピオンです。
ゴングとともにマイクに駆け寄るヴォルグ！
ホワイトファングで先制攻撃を図ります。
しかし、ヴォルグの攻撃にカウンターで迎撃。
なんとヴォルグがダウンしてしまいました。
いきなりのダウンに沸き上がる観客。
なんとヴォルグは詰め寄ってくるマイクに打ち合いを挑みました。
打ち合いの合間に魅せるホワイトファング！
しかし、冷静にブロックされ反撃を許してしまいます。
そのままラッシュをかけるマイク！
審判が試合を止めようとしましたが、なんとか生き延びました。
２R開始、勝負を決めにかかろうとするマイクを、団吉直伝の飛燕が行く手を遮ります。
威力は小さいものの要所要所でマイクの攻撃を阻みました。
２Rが終わり試合勘が戻ってきたヴォルグ、見ている景色が広がります。
同様に飛燕を見慣れたマイク、即座に対応し始めました。
お互いチェスを指すような技術戦が始まりました。
両者一歩も譲らない攻防。
観客も固唾を飲んで試合の行方を眺めます。
コンビネーションの中にホワイトファングを絡めますが、マイクは読み切ってカウンターを仕掛けました。
ボディー狙いに切り替えるヴォルグにマイクをしっかりと対応します。
「大和魂」
ヴォルグの口から語られ、団吉もそれに頷きます。
ボディーから飛燕で顎を追撃するヴォルグ。
止められた瞬間にホワイトファングを狙います。
しかし、それすらもかわされ逆にボディーがカウンターで炸裂！
それでも倒れないヴォルグは、執拗にボディーを攻撃します。
一瞬の隙をつき、燕返しで顎にアッパーに連発！
耐えきったマイクにホワイトファングが直撃しました。
ダウンしたマイクをなんと抱き起すレフェリー。
状況が分からないマイクはそのまま試合を開始しました。
死力を尽くして戦う両者。
ヴォルグは折れかけの牙を何度も何度も叩きつけます！
本能だけで拳を振るうマイクに、気迫の衰えないヴォルグ。
激戦の果てに最後に立っていたヴォルグは、IBFジュニアライト級の新チャンピオンとなりました。
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