リカルドとウォーリーの共通点・相違点
全戦全勝!メキシコが誇る最強チャンピオン!のリカルド!
自由奔放!波に乗ったら手を付けられないウォーリー!
今回は「リカルドとウォーリーの意外な共通点と相違点」を紹介します。
全くタイプの違う二人に共通することは一体何?
ウォーリーよりも自由だと自負する人は、高評価に向かってスライディングからのパーンチ!
おすすめのキャラやシーンをぜひ教えてくださいね。
どちらも野性の持ち主
ウォーリーとリカルドの一番の共通点としては、お互いに野性を持っていることです。
インドネシアの辺境の島で野生のサルたちと育ったウォーリーは、生存本能と状況適応力の塊です。
鷹村のように有り余る野性を抑え込むのではなく、
自然体のまま持ち前の身体能力を最大限に発揮するんです。
しかし、ここぞと判断した時の状況判断力や戦闘力はさすがの一言。
一歩を敗北寸前まで追い込み、世界チャンピオンのヴォルグにも全く引けを取りません。
驚異的な負けず嫌いも、野性に関係しているかもですね。
一方のリカルド・マルチネスは、元々野性を持ち合わせていましたが内に秘めた暴力性を抑えるために、技術や理論を磨きます。
そのため精密機械のような戦いを行ってきますが、一度その野性が発揮されると誰にも止めることは出来ません。
リカルドは「科学」と「暴力(野性)」が融合した伊達戦で見せたような本来の姿で戦うことを望んでいます。
ただ、その熱い思いを受け止めてくれるボクサーはおらず、試合中に段々と熱が冷めてしまいます。
同レベルの相手がいないことにも、苛立ちを感じてしまうようですね。
リカルドと戦うため、WBCチャンピオンを返上してまで挑んだアメリカのビリー・マッカラムでさえ、彼を熱くさせることはできなかったようです。
トレーナーが優秀
2人の類似点としてトレーナーの実力もあげられます。
ウォーリーのトレーナーであるミゲル・ゼールは、アメリカが誇る名伯楽。
今まで6人もの世界チャンピオンを育てあげ、彼に教えを乞う選手は数えきれないようですね。
彼が育てたブライアン・ホークは、鷹村に負けるまで無敗のチャンピオンとしてジュニアミドル級に君臨していました。
選手をのびのびと育て、ボクシング理論をゆっくり身に着けさせるスタイル。
ミゲルならではの育て方は、誰にも真似はできないようです。
一方リカルドのトレーナーのビル・スチュワートも、ミゲルに負けず劣らずの名トレーナーです。
リカルドの印象が大きいですが、実は世界チャンピオンを7人も育てているんです。
特に洞察力が優れており、相手のウイークポイントを見抜くのが得意です。
リカルドとはデビュー以来の付き合いで、リカルドの暴力性に科学を植え込んだのは彼なんです。
マネージャーとしての実力も一流で、リカルドのブランドイメージを作ったのは彼でした。
試合数
試合数は圧倒的にリカルドの方が多いんじゃ?
って思った人正解です!
もちろんリカルドの戦績の方が多いです。
しかし、チャンピオンになる前のリカルドはどうでしょう?
なんと69戦のうち防衛戦は15年以上でもたったの22回。
もちろん一度も負けていないのでチャンピオンベルトは動いていません。
ということは、チャンピオンになる前に47戦もしているんですね。
一方のウォーリーですが、なんと3戦でフィリピンチャンピオン。
一歩に負けてからも、試合ペースは減るどころか加速し続け、およそ3年で21戦21勝するほどの超ハイペース。
試合経験を積むためとはいえ、この試合ペースはリカルドに匹敵するでしょう。
ひょっとしたら、リカルドのトレーナーのビルも同じことを考えていたかもしれないですね。
試合後のダメージがない
ウォーリーもリカルドも試合後のダメージが無いのも類似点の一つ。
ほとんどの試合を完勝してしまうリカルドは、その完璧なテクニックと反射神経で試合中に相手の攻撃をほとんどもらいません。
その華麗なディフェンスは高等技術のオンパレード。
なんと試合中にダウンをしたことが無いんです。
しかし、その伝説も千堂によって崩されました。
スパーリングとは言え、初めてダウンを奪った千堂。
一躍メキシコ中にそのニュースが広まりました。
ウォーリーも相手からの攻撃をくらいません。
3年ほどで21戦もの試合が出来たのも、ダメージを受けてないから。
ただ、ウォーリーはディフェンステクニックというより、そのスピードと意外性。
相手はウォーリーに触れることも出来ないんです。
一歩戦でも一歩が攻撃を当てられたのは、触れるような軽いパンチのみ。
しかし、その攻撃がウォーリーの翼を奪ってしまいました。
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戦闘スタイル
それでは、ウォーリーとリカルドの相違点も見てみましょう。
お互いに天才ボクサーですが、その戦闘スタイルはまるで違います。
スピード・テクニック・パワー・頭脳とまさに一部の隙もないリカルド。
ジャブを主体に攻撃を組み立てるオーソドックスなスタイルですが、その一つ一つの完成度がまるで違います。
メキシカンボクサー特有の伸びる左ジャブは、なんとノーモーションで飛んでくるんです。
わかっていても避けられないジャブは、破壊力も段違い。
元世界チャンピオンのビリー・マッカラムをなんとジャブだけで倒してしまいました。
もちろんリカルドの武器は左ジャブだけではありません。
リカルドのフィニッシュブローは、コークスクリューブロー。
一発で試合を決めるほどの破壊力を持ち、あの伊達英二でさえ、耐えきれずに倒されてしまいました。
一方ウォーリーの戦闘スタイルは誰にも真似はできないでしょう。
野生の猿すら凌駕する身体能力と、その驚異的な発想力はボクシングの範疇を超えています。
リングを縦横無尽に飛び跳ね回り、コーナーワークで相手の度肝を奪います。
予想外の角度からの攻撃は、相手の隙も誘います。
上空からの攻撃や下からの攻撃、体を反らしながらの攻撃など、自由な発想で襲いかかってくるんです。
さらにウォーリーは、相手の技を一度見ただけで覚えてしまいます。
フリッカージャブやスマッシュなど一歩のライバルたちの技を習得しました。
戦いに望む姿勢
リカルドとウォーリーは、戦いに臨む姿勢もまるで違います。
勝って当たり前と思われるリカルド。
リカルドがどのような戦い方をしても、観客が盛り上がることはありません。
観客に戦いを楽しんでもらいたい、盛り上がって欲しい。
リカルドの想いは観客には届かず、彼の試合は常に孤独との戦いでした。
一方リカルドとの戦いを心待ちにしているウォーリーは、早く戦いたくてたまりません。
一歩に負けてからさらにボクシングが好きになった彼は、強い男と戦うのを喜びと感じているようです。
リカルド戦の意気込みを「世界一楽しんで、ボクの勝ち」と言ってのけました。
リカルドとウォーリーの決戦は間近。
一体どちらが勝つのでしょうか?
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