野見宿禰VSジャック・ハンマー
誰も極めた者がいない噛みつきの最高峰へ!
1000年に1人の天才が古代相撲を以て新たな境地へ向かいます。
今回は、新旧ラスボス対決「ジャック・ハンマーVS野見宿禰」を紹介します。
思いがけない凄惨な結果にご老公も大興奮!
噛道を究めたいと思っている人は、いいねに向かって、回転しながらの噛みつき攻撃!
お気に入りのシーンやキャラをぜひ教えてくださいね!
ジャック・ハンマーの軌跡
地上最強の生物範馬勇次郎の息子であり、範馬刃牙の異母兄弟。
骨延長術を繰り返し、その身長はなんと243㎝。
バトルに負けるたびに骨延長を行っていましたが、さすがにもう打ち止めらしいです。
過激すぎるトレーニングにより、体がついてこれず貧弱な体格だったジャックでしたが、薬物によって最強の肉体を手に入れました。
薬物をボリボリ食べる姿はちょっと気持ち悪いですね。
打撃系の格闘家として隙のないジャックですが、得意技はなんと噛みつき。
並みいる強豪を噛んで噛んで噛みまくってきたんです。
しかし、本部以蔵との対決で自慢の歯が全部折れてしまいます。
ただ、そこで諦めないのが我らがジャック。
チタン製の総入れ歯に変え、激しいトレーニングの結果、噛みつきを「噛道」にまで高めたんです。
その威力はまさに未知数。
歯の力でバーベルを持ち上げたり、木にぶら下がったりと常識では考えられないことをやってのけます。
動物界噛みつきの最高峰のチベタン・マスティフでも、ジャックにとっては弱点丸出しのただのワンちゃん。
相手にすらしてもらえません。
ただ、あまりにもその光景が異常過ぎて周りがついてこれません。
周囲の反応を気にすることもなく、我が道を進むジャック。
宿禰との一戦を心待ちにしているようでした。
バキ道のラスボス!?野見宿禰
刃牙道の後半に突如飛び出た野見宿禰の名前。
その神秘的な逸話に範馬刃牙さえ驚きを隠せませんでした。
相撲の始祖ともいわれる野見宿禰の名を過去2000年間で唯一継いでいる宿禰。
石炭を握ってダイヤモンドを作る驚異の握力を持っています。
その握力を使った投げ技はマワシいらず。
なんと相手の骨を筋肉の上からつかんで投げるんです。
もちろん、投げられた方がただで済むはずがありません。
ボッキリ肋骨や肩甲骨が折れてしまいます。
あのパワー自慢のビスケット・オリバでも宿禰のパワーに圧倒されてしまいました。
激しい戦いにも関わらず、この絵面を見るとどこか和んでしまいますね。
相撲対決でも現役横綱に相撲をさせません。
あっさりと倒してしまいます。
鼻息が荒い宿禰は地上最強の生物の勇次郎にも戦いを挑みますが、さすがに勇次郎には歯が立ちません。
気絶されはしますが、勇次郎に認められました。
そんな宿禰も徳川邸でジャックとご対面。
すでにお互いの戦いは始まっていました。
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決戦直前!
徳川邸で四股を行う宿禰を目の当たりジャックは、宿禰のただ事ではない強さに魅入ってしまいます。
無造作に宿禰に近寄るジャックを見て、宿禰もジャックの強さを感じ取るんです。
正面から向き合う両者。
並んで見るとジャックの規格外の大きさがよく分かりますね。
対戦を切望していたことを聞いたと告げる宿禰に対し、今からでもいいと返すジャック。
宿禰もだんだんとその気になってきたようです。
しかし、「人目が欲しい」と意外な答えを返すジャックに幻滅した宿禰は、ジャックを挑発し始めました。
「特大の肉体に、極小のメンタル…」
言い終わらないうちに、ジャックの剛腕が宿禰を襲います。
ジャックの攻撃を額で受け、張り手を返す宿禰。
しかし、宿禰の左手の小指はジャックの口の中にあったんです。
その常識外の光景に唖然とする宿禰、痛みよりも驚きが勝っています。
躊躇なく小指を味わうジャック。
徳川の悲痛な叫びもジャックには届いていません。
噛道の流儀を伝えるジャック、その上で宿禰との闘技場での戦いを望みます。
もちろん、引き受ける宿禰。
小指の損失はジャックに対するハンデだと言ってのけました。
激闘!ジャックVS宿禰
埋め尽くされた東京ドーム地下の闘技場。
ジャックVS宿禰の対決が今行われようとしています。
210㎝ 250㎏の宿禰に対し、243㎝ 201kgのジャック。
その大きすぎる身長差に観客からもどよめきの声があがりました。
ジャックの規格外のサイズに喜びを伝える宿禰。
ただ、どこか上から目線なんです。
一方、かつてない噛みごたえを期待するジャック。
その思いを挑発で返す宿禰。試合直前でもふてぶてしさは変わりません。
さまざまな思いを胸に今二人の対決が始まりました。
四股立ちで待ち構える宿禰に向かって、ゆっくりと歩を進めるジャック。
二人の距離がみるみる縮まっていきます。
間合いが詰まった刹那、ジャックのゆっくりとしたパンチに反応し、ジャックに向かって無防備に飛び込んでしまいます。
もちろんその隙を見逃すジャックではありません。
ジャックも宿禰に向かって飛び込んでいきます。
交錯する両者、大量の血がほとばしりました。
宿禰の左肩から滝のように血が流れ落ちます。
ジャックは宿禰の肉片を闘技場に吐き出しました。
ここでジャックは腰を落とし、顔を突き出した構えを取ります。
まさに狙ってくださいと言わんばかりに、宿禰はジャックの顔を蹴り上げます。
しかし、ここでも出血したのは宿禰の方でした。
得意げに血を吹き出すジャックに対し、宿禰は金剛力士の構えをとるんです。
宿禰の飛び込みに反応しきれないジャックは、宿禰のパンチをまともに受けてしまいます。
続いての張り手もまともにヒットし、その勢いのまま組みに行きました。
もちろんこの両者が普通に組むはずがありません。
肋骨をつかむ宿禰に対し、今度は右肩に噛みつくジャック。
宿禰が力を振り絞り、ジャックを投げようとしました。
しかし、投げる動作の途中で動きが止まってしまいます。
なんとジャックは、宿禰の僧帽筋を噛み切ったのです。
投げられず分かれる両者、宿禰は右肩からも大量に流血しています。
さらに低く構えたジャックは、一瞬の隙をついて宿禰に強力な打撃を行うんです。
意表を突かれた宿禰は為す術なくダウンしてしまいました。
立ち上がった宿禰はまさに大木。ジャックの攻撃に微動ともしません。
足を止めての激しい打ち合い。お互い一歩も主導権は譲りません。
打撃攻撃の中に自然に行われる噛みつき攻撃。
ジャックの噛みつきは、すでに完成された体術の域となっていました。
しかし、それでも勝利をあきらめない宿禰は、わざとジャックに頸動脈を噛ませ、隙を見せた瞬間に
骨投げで激しくジャックを地面に突き刺しました。
大歓声を送る観客たち。
大きな音を立てて倒れるジャック。
ご老公が宿禰の勝ちを宣言しようとした時に、宿禰は膝から崩れてしまいます。
意識が朦朧としながらもジャックを見下ろす宿禰でしたが、最後までその意地を貫くことが出来なかったようです。
なんとこの勝負を制したのはジャック・ハンマー。
大どんでん返しとなってしまいました。
ジャックの強さに称賛を送る観客たち。
今まで欲しかった本当の意味での勝利を味わうことが出来たようです。
宿禰に勝利したジャックの次なる標的は範馬勇次郎。ジャックの挑戦はまだ始まったばかりです。
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